下痢

下痢について
排泄に関して、便秘と並んで問題になるのがこの下痢です。
高齢者が下痢になったときには、一時的なお腹の冷えや暴飲暴食によるものなのか、そうでないのか、まずはそれを見極めなければなりません。急性のばあいには、食中毒、ウィルス性腸炎、アレルギーや風邪などの可能性があります。慢性のばあいには、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、糖尿病、大腸がんなどが疑われます。
特に水様性の便や泥様の便がでたとき、便に出血が混じっていたときは要注意です。それ以外にも、異臭がしたり、腹痛が激しかったり、嘔吐や発熱があるばあいには、すぐに専門医の診断を受けるようにしてください。
下痢になっても、脱水症状に陥らないよう、水分補給を欠かさないようにしましょう。人肌くらいのお湯や砂糖水、温かいお茶などを飲ませ、食事は控え、状態が落ち着いてきたら消化の良いものを摂らせます。半流動食からお粥などで、量は少な目に、熱すぎたり冷たすぎたりするものや油ものは避けてください。
また、排泄後の肛門の清拭はとても重要です。便をしっかりと拭きとらないと、後で炎症を引き起こすことがあります。
突然下痢を漏らしたりするようなことがあれば、本人もまわりも動揺してしまいますが、慌てず騒がず、あくまで普通のこととして穏やかに接することがたいせつです。
介護を学ぶ
●年齢を重ねると、皮膚を覆っている皮脂膜や皮膚の下にある表皮角質層の保湿因子が減少していきます。いわゆるドライスキンです。
●排泄に関して、便秘と並んで問題になるのがこの下痢です。
●ご本人が望むその人らしい生活を実現するために、生活範囲を広げていきましょう。
●血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁にかける圧力のこといいます。
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●仕事上で急な出張が入った時・仕事が忙しい・介護者家族で旅行に行く時・冠婚葬祭・などにショートステイをご利用ください。
●高齢者にとって頻尿はストレスの原因になり、生活の質の低下を招く重要な問題です。
●高齢者のウツ病は全体の20%にも及びますが、本質的には他の年齢層との違いはありません。
●知っていることを思い出せないのはただの物忘れですが、覚えようとしなくても自然に覚えているはずのことを覚えていないことが多くなったら、それは認知症かもしれません。